ゼロの焦点。

松本清張生誕100年記念。
今朝読み終えましたよ、ゼロの焦点

冬の金沢と東京を舞台にした昭和の匂いが立ち込めるサスペンス。
時代背景の風刺や同一人物化など清張の真骨頂が味わえる作品です。
グイグイと物語の世界に引き込まれますので電車乗り過ごしに注意してください。
昭和34年の書き下ろしですが、ストーリーはぜんぜん色褪せてないです。
小説という世界はこの頃からあんま進化していない。
むしろこの頃が一番クオリティ高いのかもしれませんね。

映画化してます。
広末涼子さん、中谷美紀さん、木村多江さんの主演。
物語を読めば、キャスティングに心底納得です。
まじはまり役なので、ぜひ映画もみたいです。

これは本当にお勧めです。
年末の暇な時間でぜひお読みください。

生誕100年記念なので。
次は「けものみち」か「Dの複合」あたり買ってみようかな。
読み終えたらまた感想アップしますね。


ゼロの焦点 (新潮文庫)

ゼロの焦点 (新潮文庫)