ビジネス・インサイト−創造の知とは何か
尊敬する先輩が。
あるSNSサイトでご紹介されておりましたので。
さっそくアマでクリックしてリーディングしてみました。
全編に渡って素晴らしい内容ですが。
私にとってこの本は序章のインパクトに尽きます。
『経営者は跳ばなければならない』
これまでの前例や考え方に基づいて。
そのまま進んでいくことを尺取虫に例えます。
確実に前には進める方法です。
でもその道は登り坂の時もあれば、下り坂の時もあります。
景気が低迷し、閉塞感が漂う時こそ。
跳ばなければならないのです。
筆者は「ビジネス・インサイト」をこう説きます。
閃いたその瞬間。
今まで自分を縛り付けていたフレームの力が弱まり。
逆に新しい何かに向けての想像力が連想力が。
活性化してきた瞬間。
もちろん普段から問題意識やアイデア構想があること。
これが大前提になるとはおもいますが。
ブレイクの裏側には必ずそういった「閃きの瞬間」が。
あるのではないでしょうか。
本書はキットカットやヤマト運輸やカルビーや。
あらゆるケーススタディを取り上げています。
改めてケーススタディ、メソッドの重要性を。
再認識いたします。
現場主義も大切ですが、文献や歴史から学べることを。
軽視してはいけませんね。
これまでの人生。
いろんな問題にぶちあたってきましたが。
考えれば、必ず先人たちが通ってきた道。
言い換えれば、誰もぶち当たったことのない問題に。
ぶち当たることなど、極めて稀なことではないか。
そんな当たり前のことをいまさら噛み締めたります。
- 作者: 石井淳蔵
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2009/04/21
- メディア: 新書
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皆さんにもご紹介させて頂きます。