「日本人の生きがいとは何か」(神宮司庁禰宜小堀邦夫氏)

polepole_tea2010-08-11

あるフォーラムの講話要約で、たいへん感銘深い文章がありましたので、こちらに紹介させて頂きます。講話は伊勢神宮禰宜の小堀氏です。
以下抜粋。。。

そして、本日の本題であります「生き甲斐」という言葉にもう一度説明を戻したいと思います。「生き甲斐」の「甲斐」という字は甲斐の国の漢字を当てますけれども、これは当て字であります。「かひ」というのは「かふ」という動詞の連用形です。「かふ」というのは、交換するという意味です。ですから、「生きがい」というのは、生きることにかえるだけの価値あるものというのが本来の意味です。ですから、生き甲斐を感じる、どういうときに感じるか。それは、だれでもが、この人は長生きしてほしい、この人に会ってよかった、そういうことを幾つか経験すること、これが生き甲斐というものの中で最も大事なことだろうと思います。。。

以上。