サクラチル。。。

polepole_tea2011-04-13

サクラがチリはじめました。。。サクラ花びらが風に舞う季節は少し寂しくなります。でも青々とした葉が付いてくると、それはそれで緑々しい5月の季節を迎える準備だと思えば、少し寂しさをまぎらわせてくれます。サクラが散り、緑が生い茂り、灼熱の日差しが降り注ぎ、秋の風がススキを揺らし、木枯らしに枯葉が舞い、厳しい底冷えが過ぎ、燕が空を飛んだら、次はもうすぐまたサクラが咲き始めます。二十四節季の七十二候によると、4月15日からは『虹始見(にじはじめてあらわる)』といい、穀雨穀物の成長を助ける春雨)のあとにはじめて虹を見ることができる季節に入ります。サクラがチルのは寂しいですが、虹を見るのがこれからの楽しみです。

昨年の今頃、大阪城公園のサクラを見ながらこんな詩を書きました。素敵なメロディもつけたんですけど、高音過ぎて声がうわづった日のことをふと思い出しました。


『Hana-kururi』

今朝塗れている この階段に
湿った花びら舞い降りて
頬紅色の薄化粧 風に向かって飛んでゆけ

風が吹いたよ クルリと一回転振り返る
風が吹いても 動ぜず 空には天辺の月

散りぬれど サクラの花は この胸にいっぱい咲き乱れ
この季節を 思い出したら 君が見てるかな