春の海ひねもすのたりのたりかな

polepole_tea2011-04-17

敬愛する毛馬村生まれの与謝蕪村の有名な俳句です。春の海はまったくのどかでゆったりしているという意です。それはほんとかとふと気になり、海を見に行きましたら、風は強いわ、そこそこ冷えるわ、波は結構あれているわで、まったくのたりともしていませんでした。

それでもゆっくり海を眺めていると、なんだか心は少し穏やかになった感じがします。
春の海そのものがのたりのたりとしているのではなく、春の海を眺めている人々の心は古今東西少し穏やかになるよってことを与謝蕪村は謳ったのかもしれませんね。
4月の海の風に吹かれてそんなことを感じた日曜日でした。