福知山参戦後記−奈那ちゃんからの手紙。

コンディションは悪くなかった。
心身ともにむしろ充実していたと思う。
でも気がつかないうちに身体には疲れが溜まっていたし、心には慢心があったのだと思う。

前に進むことだけに集中できるそんな別次元の世界が大好きでこれまでマラソンレースに参戦してきた。
11月3日に参戦した丹波ロードレースハーフマラソンで勢いで自己ベストがでたものだから、それで気が緩んでいたのもある。きっちり練習できたのか?緊張感あったか?集中していたか?振り返ればいずれも疑問が残る。
でもそれはもう過ぎたことだ。
屈辱的な惨敗レースはこれからも一生忘れてはいけないが、もう過去のこと。
昨日は昨日。今日はもう日付も変わって、また新しい一歩を踏み出さなければならない。


福知山フルマラソンには1万人ものランナーが出場した。
NHK19時のニュースで福知山のレース模様が放送された際、なぜかボクが映し出されていたそうだ。
1万分の数人を引き当てるとはなんたる偶然。
歩いてしまった35キロ以降でなくってよかった。


選手には地元の小学生からゼッケンと一緒に応援の手紙をもらう。
ボクは5年生の奈那ちゃんという女の子からの手紙をもらった。

−以下、奈那ちゃんからのメッセージ−

大江町は、とおいですけど、めげずにがんばってください。
おうえんしています。
うちは、5kmがんばってはしりました。



大江町が遠いと書いてあったけど、最初はピンとこなかった。
走ってみてわかったけど、確かに遠かった。
そして行き道より帰り道の方が数倍遠くに感じた。
奈那ちゃんのメッセージのとおり、めげずに頑張ることができなかった。
35歳のおじさんは35キロ付近で失速しちゃったよ。
奈那ちゃん、素敵なイラストまで描いてくれたのに、本当にごめんね。
でも、おじさん、これにめげずに人生は頑張って前向いて走るよ。
奈那ちゃんが6年生になる来年は、奈那ちゃんが暮らす福知山の街をもう一度走りたいです。

今度こそめげずに、そして、大江町はそんなに遠くなかったよって言ってみたいです。


(LAP)→ (km)  (mins/km
0:25:27→5 (0:05:05
0:24:32→ 5 (0:04:54
0:24:39→ 5 (0:04:56
0:25:08→ 5 (0:05:02
0:25:42→ 5 (0:05:08
0:27:59→ 5 (0:05:36
0:31:50→ 5 (0:06:22
0:50:54→ 5 (0:10:11
0:22:01→ 2.195 (0:10:02
4:18:12→ 42.195 (0:06:07






最後に沿道で頂いたおにぎりの味は一生忘れません。
2007年2月、初めてのフルマラソンで大雨の中に淑女から頂いたおにぎりと同じ味がしました。


2009年2月の木津川フルマラソン参戦はこちら。