東山三十六峰トレイルマラソン。

polepole_tea2009-12-14

ライヴを終えたボクは地下鉄で家に帰った。
ライヴを終えた夜はいつも酔っ払って。
足元ふらふら、ギターを持つ手は力入らず。
でもこの日は違った。
そう明日は。
人生初のトレイルマラソンに参戦する日だ。

7時に目覚めたボクは母親が焼いた魚と。
白ご飯と味噌汁をいつもより多めに食べた。
そして7時50分に自宅を出発。
地下鉄で三条京阪へ。
三条京阪から京阪電車に乗り換え出町柳へ。
出町柳から叡山電車で宝ヶ池へ。

宝ヶ池公園に到着すると。
張り巡らされたロープに。
ゼッケンがぶら下がっている。

自分のゼッケンを見つけ。
レースの準備をする。
背中に背負ったハイドレーション付の。
バックパック以外の手荷物は配送手続きをする。

そう、ゴール地点は宝ヶ池ではなく伏見稲荷大社だ。
だから手荷物を配送しなければならない。

10時5分にスタートの合図が鳴り響いた。
いっせいに駆け出すランナー達。
ボクも必死で追いかけた。

このレースのコース設計は。
京都トレイルロードを半周ほどの逆走。
宝ヶ池から山中に入り、途中いくつかの舗装道路を。
渡りながらゴール地点の伏見稲荷を目指す。
さっそく山道に入ると、登り道で心肺機能が悲鳴をあげる。
とてもこのままじゃゴールまで持たないので。
急な登りは歩くことにする。
汗が吹き出て息が乱れる。
そのかわり下り道は身体への負担は少ない。
しかしながら山を走って下るのには危険がいっぱい。
ランナー達のものすごいスピードとステップワークに驚きながら。
自分も必死に降りる。

山道には木の枝が突出し。
枯葉の下には苔の生えた石が隠れていたり。
とにかく怖いんです。

山道を走り続けて1時間ぐらいが経過した時。
比較的安全な道でその事件は起こりました。

捻挫・・・。

うしろのランナーが悲鳴をあげるほど。
左足首を捻りました。
どれほど注意をしていてもこういうことは起こるものです。
確かに痛いことは痛い。
でもリタイアのしようがない。
道は一本しかないし。
うしろからどんどんとランナーが押し寄せる。

最初のエイドは朝鮮中学校。
中学生の頃にサッカーの練習試合でよく訪れたグランド。
懐かしすぎて涙がでそうになりました。

必死で前に進むと。
とうとう大文字の景色に出会うことができました。
足は痛くも景色は綺麗。
あぁやっぱりトレイルに挑戦してよかった。
というご褒美を頂いた気分です。

走り続けて3時間40分ほど。
ようやく伏見稲荷らしき鳥居が見えてきました。
高校生の頃によく通った道です。
高校の裏山を駆け上がり。
無事に3時間52分でゴールしました。

総じて、トレイルは素晴らしいスポーツですが。
危険もいっぱいです。
とりあえず今日からしばらく接骨院に通います。