『追悼 浅川マキ』

この国は。
また偉大なミュージシャンを失ってしまった。
昨年の清志郎さんに続く衝撃です。

出会いは友人の自宅にあった一枚のレコードです。
この年齢になってみると。
彼女の歌声は骨身に染みる言霊でした。

アンダーグランド系と呼ばれたりもしておりますが。
彼女こそが真骨頂の王道ミュージシャンなのではないでしょうか。


「灯ともし頃」のアルバムではとんでもない面子が。
西荻窪の狭いクラブで。
レコーディングに参加。

萩原信義 (G)
杉浦芳博 (G)
白井幹夫 (P)
吉田建  (B)
坂本龍一 (OGN)
角田 順 (G)
つのだひろ(Dr)
向井滋春 (TRB)
近藤俊則 (TRP)


その音源は。
まるでとなりで演奏されているような。
いまどきのCDにはない温かい音がします。
素晴らしい作品を後世に残してくれてありがとう。


今宵は彼女の歌声で。
朝まで飲み明かしますか…。


『アーメン・ジロー(詩:浅川マキ)』

お前の墓だよ アーメン・ジロー
お前が愛した この丘に
一人ぼっちで 帰って来たね
港が見えるこの丘で この丘で
もう一度唄うか アーメン・ジロー
お前の唄を アーメン