滝の持つ治癒力。

polepole_tea2010-04-26

マイナスイオンという言葉を良く耳にするようになってもう数年になりますが、果たしてマイナスイオンというのはどういう意味なのでしょうか?布引の滝を訪れて、朝早くからその滝つぼを眺めながら体操したり瞑想したり、人それぞれが思い思いに其の場所で過ごしている姿を見て、ふと六甲縦走を走りながら、そんなことを考えてしまいました。もともと清流が高いところから低いところに落ち、自然の岩の上で水しぶきを上げながら下流へ流れていくのが滝だとすると、清流が自然の岩の上に落ちたときにマイナスイオンが発生したりするのでしょうか?いやきっとそういうひとつの事象だけを捉えて言葉で説明できることではないような気がします。
マイナスイオンとは体感することでのみ知ることができるのかもしれません。というのも、布引の滝の滝つぼを眺めながら、私はここはどこか遠い国へ来たような気分になりました。ここがまるで夢の中の場所であるような錯覚を覚え、同時に走ることによって上昇している心拍数は一気に落ち着きを取り戻し、呼吸がすごく楽になった体験をしました。そして、何よりもびっくりするのは、気持ちが落ち着き、安らぐのです。この感覚はなんなのでしょうか?この世のストレスすべてをこの滝つぼが吸いとってくれているのではないかと思うぐらい非常に神秘的な体験です。それとすごく正直になれます。きっと私は布引の滝の前では本当のことしか言えないでしょう。

かつて四国という国を一周する旅に出かけたことがありますが、土佐清水というこれまた素晴らしい大自然が広がる場所を訪れたことがあります。そこにはポツリと病院が佇んでおり、都会で懸命に治療してもなかなか治らない皮膚病や偏頭痛などの患者さんが訪れ、なんてことない、特に科学的な治療もなく、漢方薬と綺麗な水と綺麗な空気で治療し、大自然の中で静養することで、みなさん徐々に回復していかれるそうです。

自然の治癒力まさに恐るべし、滝にもそういう治癒力があるのではないかと感じておりまして、その確証を得るために、これから滝についてもいろんな滝を訪れてみたいものです。