賞賛!㈱ASICSお客様相談室。

polepole_tea2010-04-19

去る2月28日にお気に入りのトレイルシューズを購入したことを以前の記事に掲載しました。
このトレイルシューズ購入にあたっては、自分が大好きでこれまでのレースでもずっと愛用してきたブランドであり、日本人の足を知っているのはやっぱり日本人だろうということで、このブランドの購入を決めたわけです。実際に山を何度か走ってみて、本当にしっくり感があるし、デザインや履き心地やグリップ感もすごく気に入っておったわけです。でも事件が起こりました。
何度目かの使用後、左足のシューレースが切れかかっていることに気がつきました。そもそもシューズにとってシューレースはすごく大切であり、またトレイルシューズという過酷な状況で使用されるであろうという想定のものに超一流メーカーが開発し、製造したシューズのレースがこんなにも早く切れかかるというのは初期不良に間違いないと確信しました。シューズそのものはすごく気に入っていただけに残念な気持ちを抱えながら、どこかのスポーツ店でも行って別売りのシューレースを買おうかと検討しておったのですが、どうもやっぱり腑に落ちないことに気がつきました。
自分が好きなブランドのシューズを買い、早速紐が切れかかっているという状態で、なぜ自分が自ら別売りのシューレースを買わねばならないのだろうか。いやお金の問題とかそういうことではなく、それは自分がこのブランドに対して抱いてきた信頼感が揺らぐ出来事になりはしないだろうか。
いろいろ考えた結果、私は自分が親しんできたブランドの真正面のドアを叩くことにしました。そうアシックスの企業ホームページのお客様相談室からこの出来事を申告し、新しいシューレースとの交換をリクエストしたのです。販売店でもなく、営業所でもなく、自分の中でこのブランドに対する信頼を確かめる意味でも、企業の真正面のドアから堂々と入っていくことが大切なんだと思いました。

するとどうでしょうか?
アシックスさんのお客様相談室の対応は賞賛に値する迅速かつ丁寧な対応でございました。さっそくお詫びのメールやお電話なども頂き、また速達で新しいシューレースをお送り頂き、さらには製品の原因を追求するために、切れかかったシューレースを郵送してほしいと返信用封筒まで同封してありました。

そうです!求めていたのはこういう誠心誠意の超一流ブランドならではの対応なんです。自分が信じたブランドの真正面のドアを叩いた時、ひょっとしたら、たらい回しにあったり、無碍に扱われたり、不愉快な思いをするのではないかと内心では心配もありました。そんなときはそういう事実はブログにも書かず、こっそり近くのスポーツ店で靴ひもを購入して取り替えるつもりでした。それがどうでしょうか、この見事な対応は全企業が見習うべきです。莫大な数のユーザーを抱えるメーカーとして、私というたった一人の申告者の声に丁寧に耳を傾けるこの姿勢こそお客様第一主義と呼ぶのではないでしょうか。


『云うべきことは真正面から云うべき』
アタリマエのことですが、それをまた確信した出来事でありました。
私はこれからもずっとアシックスのユーザーであり続けたいと思います。