京は遠ても、十八里…。
小浜から鯖を背負って京の市へ運ぶ人々にとっての合い言葉に、京は遠い遠いといっても十八里しかないという素晴らしい言葉があります。
十八里とはおよそ71キロの距離になりますが、その距離は遠いとおもへば遠いが、たった十八里とおもへば、近いとも感じられる、ようはそのひとの受け取りようだということを意味しております。
朝の漁で小浜で穫れた鯖は翌朝の京の市に並び、鯖街道の道中でちょうどよい加減で塩で締まっていたそうです。
というわけでやってまいりました、ついに明日は鯖街道の本番でございまする。行きのバスの中で主催者の方から案内のあった通り、安全第一で挑みたいと思います。
5月の森林の生命を感じ、時にはうしろを振り返り、ウグイスのさえずりに耳を傾け、大自然の中に自分の存在を溶け込ませて、うまい空気を体力に吸い込んできたいと思います。