プレゼンテーションZen(ガーレイノルズ著)

単純であることは究極の洗練である。
レオナルド・ダ・ヴィンチ

この一冊はこの引用からはじまります。いきなり度肝を抜かれる感じです。今年に入って読んだ本では一番感銘を受けました。そらAmazonで人気あるはずやと納得できる一冊です。そしてこれまでのプレゼンテーションに関する既成概念がすべて吹っ飛んで、新しい領域に誘ってくれます。

ドキュメントとプレゼンを一緒にしてはいけない。私たちはどうもそれを混同してしまっているようです。ドキュメントは書類として読めばわかるんです。だからプレゼンする必要もない。でもプレゼンは演説です。演説に何が必要なのか、それはデザインであり写真であります。そして「SO WHAT?」に対する答え。そうプレゼンテーターからの「メッセージ」なわけです。プレゼンの主役はあなた自身であり私自身であります。間違ってもPowerPointであるわけがありません。自分を引き立たせ、メッセージを強烈に印象付けるシナリオが必要なわけです。

仕事でプレゼンの機会が多い方はもちろん、デザイン関係のお仕事の方も必読の一冊です。
目からウロコの一冊でして、スタバでずっと読みふけっていました。ページをめぐるのがこんなにドキドキする本に久しぶりに出会った感じがします。

この一冊が教えてくれることはあまりにも多すぎる…。
こうして一冊一冊から物事を学び、苗木を植えるように大切に育てて、いつか大きな稲穂を実らせたいものです。




プレゼンテーションzen

プレゼンテーションzen

  • 作者: Garr Reynolds,ガー・レイノルズ,熊谷小百合
  • 出版社/メーカー: ピアソン桐原
  • 発売日: 2009/09/04
  • メディア: 単行本(ソフトカバー)
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